最近のアンプは
どんどんパネルからスイッチ類が減っていっているようで
終いには、パワーボタンとボリュームだけ
になるんじゃないかという勢いですね
音響の実験室のような環境で
音楽を聴いているわけではなく
購入者によって部屋の広さや壁や床などの環境は様々で
また、聴こうとしている音楽も様々なところで
そうした
何のコントロールもないアンプは
どういう音の出し方を想定して作られているのやら
・・・というのが不思議でしょうがありません
ひょっとしたら
頑固なラーメン屋の店主みたいに
ぐだぐだ言ってないで
出されたものを聴いてりゃいいんだ
って感じのノリなんでしょうかね
・・・というわけで
1970年代後期に主流であった
ターンオーバー周波数コントロールや
といった各種フィルター
ゴタゴタに盛ってある
昔ながらのアンプが発売されないものかと
アナログレコードが微妙に復興の兆しを見せていますので
密かに期待しているところです
我が家のアンプは
発売から10年経ってしまいましたが
踏ん張って
ターンオーバー周波数コントロールとローカット
が現役で動いています
イエスの危機をアナログで回す際などは
特にトータル・マス・リテインあたりで
ローカットの効きが発揮されます
音が自由に変えられる方が
楽しいんじゃないでしょうかね
ピュアなハイエンドを目指したあまり
業界が傾いちゃったのでは?