Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Wings / Over America

 1976年に発売されたアルバムの極め付きは、やはりこれでしょうか。ウイングスのオーバー・アメリカです。ビートルズ解散後(といってもリアルタイムで経験している訳では全くありませんので)、メンバーのソロの中で、ハマれたのはウイングスだけでした。ポール・マッカートニーのソロ名義作品よりは、やはりウイングスです!
 1980年にウィングスは初来日公演が予定されていました。当時、レコード屋さんで、ウイングスのブックレットをもらい、かなり盛り上がっていたところ、ポールマッカートニーが成田空港で大麻の不法所持で現行犯逮捕、ツアーがキャンセルになりました。

 その後、ようやく行けたのが2002年の東京ドームでした。当時は、ポールももう歳だし、ここで行っておかないと、みたいなノリで参戦したのですが、調べてみると、その前には1993年に来日していて、2002年の後にも結構来日してますね。
 この時のライヴは、ウイングスとビートルズの曲が中心で、特に、ウイングスのこのアルバムがリアルタイムでしたので、特に、Live and let dieやBand On The Runが生で聴けて昇天ものでした!

 さて、このオーバー・アメリカですが、3枚組で、全曲スタジオ盤のいいとこ取りベスト選曲。しかもライヴなのでテンション高め、ということで、これが出たおかげで、ヴィーナス・アンド・マースやバンド・オン・ザ・ランやスピード・オブ・サウンドあたりをターンテーブルに乗せる機会がかなり減ってしまいました。さらに、このライブ盤でほぼほぼ完全燃焼してしまったので、その後の作品をほとんど聴いていないという・・・。

 全28曲、ノンストップで聴けてしまうのですが、一部を取り出すとすると、やはり冒頭のメドレーですね。Venus And Mars で静かに始まり、 Rock Showでテンションをいきなりピークに持っていってJetというローラーコースター的な流れが、素晴らしすぎ!

1976年のマスターピースはまだまだたくさんありますね!
デリンジャーの1st、スティーリー・ダンの幻想の摩天楼、冨田勲さんの惑星、 ライヴでは、ピーター・フランプトンのカムズ・アライヴ、 ツェッペリンの狂熱のライヴなども・・・
探すと、まだまだ出てきそう・・・♪