Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Banco / Capolinea

 バンコのライヴ・アルバムです。1979年、ミラノのカポリネア・ジャズ・クラブでの録音。リリースは1980年です。

 収録曲は、Side 1 - 1.Il Ragno(5:35) 2.Canto Di Primavera(4:45) 3.750.000 Anni Fa... L'Amore(4:20) 4.Capolinea (I Parte)(4:00)、Side 2 - 1.Capolinea (II Parte)(2:00) 2.R.I.P.(5:35) 3.Garofano Rosso(4:40) 4.Non Mi Rompete(6:40)の全8曲。バンドのメンバーは、Gianni Colaiacomo(b,g,vo) Pierluigi Calderoni(dr,per) Rodolfo Maltese(g,vo) Karl Potter(per) Gianni Nocenzi(p,synth) Vittorio Nocenzi(synth,vo) Francesco Di Giacomo(vo)です。

1980年前後は空前のディスコ・ブームでした。ドナ・サマーアラベスクジンギスカンなどが登場した時期です。ヴィレッジ・ピープルのYMCAもこの時期でした。
 プログレな人たちも御多分に洩れず、多少なりとも手を染めてしまいました。カンサスは、自らのルーツを何とディスコ・ビートに乗せてピープル・オブ・ザ・サウス・ウインドと歌ってしまいました。バンコ・デル・ムツオ・ソッコルソはいつかしらバンコに改名し、このライブでは全編ディスコビートに乗せて演奏しています。

 これが、また、演奏が上手いものだから、実に自然なんですよ。ヘヴィー・フュージョンなノリで、往年のキラー・ソング、蜘蛛やRIPが見事なアレンジで再現されています。ベースがやばいくらい胸にズンズン響きます。
 歌って踊れる驚異のディスコ・プログレです!
 このジャケットのジャコモおじさんは寝転んでるだけですが、本当に天国に逝っちゃいましたね。R.I.P.