もう、このジャケットを眺めるだけのために、このアルバムをLPで手元に置いておきたくってしょうがなくって、今はなくなりましたが渋谷BEAMのレコファンで発掘し、当時は、超目出度い気分で、このレトロなロックン・ロールに浸っていました・・・。
今改めてリリース年をみてみると1976年なんですが、実は、当初は、70年代の初めあたりの音かなぁと勝手に思い込んでいました。そのぐらい、ちょっと時代が戻ったような、枯れた味わいのある音楽です。
ヴォーカルのマーティー・ベイリンが中心となり、自らのクラブで始めたバンドだったようです。その後、メンバー・チェンジを繰り返し、1974年にジェファーソン・スターシップと改名しました。その後、ジェファーソン・スターシップの活動は1984年まで続き、終盤には、ちょっとだけハードロックっぽくなってみたりなどして、ついにオリジナル・メンバーが皆無となってスターシップと改名した1985年、シスコはロック・シティーで一代ヒットを放ちます。
さて、このスピットファイアーなのですが、ジェファーソン・スターシップ名義の第3作で、当時、プラチナアルバムに輝くヒットを放っています。
グレイス・スリックとマーティー・ベイリンのヴォーカルがかなり強力!リズムの押しが意外に強く、ドライヴ感溢れるアルバムです。サイド1冒頭のベースのグルーヴ感がたまりません~。
ジャケット裏面の写真を見ると、もうこの時期、グレイススリックは、かなり、ワイルドな感じに仕上がっちゃってますね。その昔は、ちょっとキュートな感じだったみたいなのですが…..