Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Steve Miller Band / Fly Like An Eagle

 スティーブ・ミラー・バンドが1976年にフライ・ライク・アン・イーグルをリリースした44年後、イン・ディス・モーメントがアルバム・マザーの冒頭でこの曲をカヴァーしました。こちらは、インタールード付きで始まるゴシック且つインダストリアルなメタルコアで激重です。マリア・ブリンクの喉から搾り出すようなノイジーなボーカルが特徴。
 一方、原曲は、やはりスペース・イントロというインタールードを伴って始まりますが、こちらは、ベースがカントリー・ロックのようです。当時、一般に使われ始めたシンセをいじって、ちょっと作ってみました的なイントロとその流れで始まる穏やかな曲です。

 スティーブ・ミラーの印象は本当に「穏やか」という言葉が似合います。当時のこのノートで並べてみた同時期のバンドと比べてみても、際立ったギタリストやボーカリストがいるわけではありません。出身はサンフランシスコだそうですね。
 でも印象としては、(めっちゃ偏見ですが)もっと田舎の出のおじいちゃん(当時はお兄ちゃんだったのかな)が、実直にロックン・ロールを続けていて、上手く途中で何発かヒットを引き当てたっていう感じです。  でも、そうした、実に普通、どこといって奇を衒うこともない、緩い直球勝負の音楽なのですが、この力の抜け加減げ実に気持ちいいんですよね。
 ということで、フライ・ライク・アン・イーグル2連発です!
 ちなみに、2つ目の、マリア・ブリンクの方がはるかにプログレッシヴ!