ソニー・クリスは、当時、過小評価されていて、リーダーアルバムを録音する機会に恵まれなかったそうで、このアルバムは、数少ない録音の一つです。
ところが、聴いていただければわかるのですが、非常にスタイリスティックで、流麗な演奏。冒頭のサマータイムを聴くだけで素晴らしいの一言です。一瞬、アドリブに、グリーグの山の魔王を混ぜているところが秀逸!
手数の多いタイプなので、十分、現代の試聴に耐える演奏だなぁと・・・。
余談ですが、ごくごく最近まで、他のアルバムを聴いたことどころか、他のアルバムのジャケットもみたことがなかったので、このジャケットに写っている方がソニー・クリスだと思い込んでいました!