Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Kate Bush / The Kick Inside

 1978年にリリースされたケイト・ブッシュのデビュー・アルバム、The Kick Inside。邦題「天使と子悪魔」です。

 収録曲は、【SIDE 1】 1. Moving 2. The Saxaphone Song 3. Strange Phenomena 4. Kite 5. The Man With The Child In His Eyes 6. Wuthering Heights、【SIDE 2】 1. James And The Cold Gun 2. Feel It 3. Oh To Be In Love 4. L'Amour Looks Something Like You 5. Them Heavy People 6. Room For Life 7. The Kick Insideの全13曲。

 「天使と子悪魔」のLPにかけられていた襷には「きみの瞳はまるでコア熊のように妖しく、そして天使のように美しい!」というキャッチ・コピーが添えられています。

 アルバムB面ラストの「嵐ケ丘」は、CMで使われたり、ドラマの主題歌になったりと、各方面で使われているので、曲名は知らなくても、聴いてみると知っているという方は多いはずです。何といっても、このか細いハイトーンは、一度聴くと耳から離れないでしょう。

 ケイト・ブッシュは、16歳のときに、ピンク・フロイドのギタリスト、デイヴ・ギルモアによってEMIに紹介され、19歳でレコード・デビューしました。友人のパーティーで歌っているのを見つけたという逸話がありますが、ホントに見つけたときの衝撃は大変なものだったでしょうね~。

 20年前あたりに、レコード会社が年末に配っていたカレンダーなどには、ケイト・ブッシュの写真は必ず載ってましたから、ルックスだけはよくおぼえていましたが、音楽は不思議とずっと長い間聴いたことがなかったんですよ。そうすると、ヴィジュアルから想像できる範囲の声と実際の声の乖離は大きくなるばかりでした(笑)

 実際、彼女の声は、世間で通常流れている音楽からは想像がつかないくらいか細いハイ・トーンですよね。今聴いてもそんな感じなので、きっと、70年代に聴いた人たちは、このアルバムからこの声が出てくるとは、ちょっと信じられなかったでしょうね~

 「嵐が丘」が入っているくらいだから、今でもこのアルバムは買えるだろうな~と思ってアマゾンで検索してみると、なんか、オリジナルジャケットは、この写真のものではなくて、日本用にジャケットが差し替えられてたんですね~。でも、日本盤のジャケットでなければ、何だか曲の瑞々しさが損なわれるみたいで・・・、国内盤LPフリークとしてはこの絵でないと落ち着きません

 最近、ストレンジャーシングズでRunning that hillがリバイバルヒット中のようですね!