「ドとソとドや、ミとラが同じ運指がありますが、これはトランペットなどの金管楽器の特徴です。同じ運指でも息の速さや唇の張り、口の中の空間などを調整することで色々な音を出すことができるのです。(by yamaha)」3つのピストンと唇の組み合わせでオクターブ下の#ファから2オクターブ上のドまで半音階で吹けるというのは、なかなか驚異的ですよね。
1760年にドイツ人のケールベルが発明した黎明期の近代トランペットは、キーではなく木管楽器のような穴が4つ開けられていたものだったそうですね。その後、穴が6つになり、ハイドンが作曲したトランペット協奏曲は6穴トランペットのための曲だったのだとか。その後、紆余曲折あり、現代の形になったのは、1839年にフランスのペリネが作ったものなんだそうです。
そこで、サド・ジョーンンズなのですが、トランペットはジャズにおいても、というか、私の好きなハード・バップ時代においても花形楽器である分けですが、吹き方にもいろいろ個性があるようで、先に、このブログには、マイルスのミュート・トランペットを載せていますが、ナチュラルなトランペットの吹き方をするジャズ・メンの中でも、このアルバムの1曲目が、めっちゃ好みなんですよ。力強く、響きがすごく肯定的♪
・・・ということに気づき、ふと、亡くなる直前にカウント・ベイシー・オーケストラを見に行ったなぁと当時のパンフを眺めて見ました。この時のバンドのメンバーではなかったようです。残念。とはいえ、こうしたビッグ・バンドでも演奏していたんだなぁと、今更のように微妙に感慨深くなってます。
このアルバムは、ジャケット写真も秀逸です!通称、ハトのサド・ジョーンズ。白黒写真に緑のレタリングもお洒落♪