
1973年にリリースされた
テンペストの1stアルバム、国内初盤です(Bronze – YZ-13-BZ Green label)。43年前のレコードが綺麗な状態でお店に埋まっていました。これを昨日、しかも、ごみ価格で発見。早速捕獲してきました。ほんのちょっとだけ変形ジャケットなところが嬉しいところ。

ジャケットのペイント"fire and water from aleph sanctuary"が美しすぎです!
テンペストはコロシアムのドラマー、ジョン・ハイズマンが結成した
ハード・ロックと
プログレのほぼ中間の音を出すバンドです。ギターは、なんと、
アラン・ホールズワース。

ホールズワースがこんな
ゲイリー・ムーア的なリフを弾くのかと思って聴いていたら、いつのまにかウネウネした独特のメ
カニカルなソロに突入しています。UKにも聴こえてしまう!暑苦しいポール・ウ
イリアムスの声は、第1期パープルのロッド・
エヴァンスかって感じなので、大昔の
ニューロックの香りもプンプンします。ベースのマーク・クラークも元コロシアム。
つまるところ、テクニカル・ジャズ・
フュージョン系の手数の多いリズム隊の上に、昔風のパワー・ボーカルと、マシーン的なギタリストが乗っかってるいう不思議なバランスのバンドで、その構成そのものの曲が収録されています。

とはいえ、こうした音を一言で言い表すとすると、「コラシアムの進化系」って感じでしょうかね。やはり、ジョン・ハイズマンのカラーなのだろうなぁと・・・。