Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Gnidrolog / Lady Lake

 1972年にリリースされたGnidrologのLady Lakeです。Bruce Penningtonさんのジャケ・アートが一際目を引きますね。
 バンド名の読み方はニドロローグだそうです。中心人物がゴールドリング兄弟で、Goldlingを適当にいじるとGnidrologなのだとか(by wiki)。oが一つ多い気がしますけどね。その昔、日本で紹介されたばかりの頃は、読み方不明で、グニドロログと呼ばれていたそうです。スティクスをスタイクスと読んでみたり、まぁそういう時代ですね。最近ガブリエルさんはゲイブリエルと書かれてますし、ムーグはモーグになり、ブラッフォードはさんはブルフォードさんになりましたがツェッペリンはそのままだったりして。カタカナ化はなかなか微妙ですね。

 さて、King CrimsonやV.D.G.GやJethro Tullに似ていると言われる(by wiki)ニドロローグですが、実際の音はと言うと、似ていないと思います。2曲目だけピアノが入りますが、基本的にキーボードレスなんですよ。面白い編成です。一言えいえばブラスロックです。彼らはブラスの使い方に特徴がありまして、シンフォニックロックで普通ならキーボードが弾くような装飾音や和音の壁的なものを巧みにブラスのアンサンブルで出していたりします。時には、ジャズロック的にサックスがソロをとったりもするのですが、このあたりが、他のブラス系のバンドとは一線を画している点かなぁと。

 演奏はほぼほぼ完璧です。微妙なのはボーカルだけでしょうかね。か細いフラットする声に免疫があれば最上の音楽です。パヴロフス・ドッグのデヴィッド・サーカンプさんやラッシュのゲディ・リーさんと比べてしまいますが、どう聴いても(私的には気持ち悪いくらい)音程が不安定すぎるかなぁと。

 手元のCDは1991年ガーデンシェッド・ディストリビュートの政則氏監修ザ・グローリー・オブ・ブリティッシュ・ロックです。レコ屋さんでは昔リプロ盤を見たきりなので、きっと、正規流通盤は高価なんでしょうね。