
チャールズ・ミンガス、1964年9月
20日のモンタレー・ジャズ祭でのライヴ録音です。LPレコード2枚組で収録曲は3曲。全ての曲が面を跨いでいるという変則的なアルバムでした。収録曲は、
デューク・エリントン・メドレー、オレンジ色のドレス、
メディテーション・オン・インテグレーションです。12人編成のオケによる演奏です。

このアルバムを初めて聞いたのは80年代の初めでしたが、当時から、ずっとハマっているのが、ベースのアルコ・ソロで始まるmeditations on integration です。20分強の演奏。一般的なジャズのイメージからはほど遠く全体が構築的に作曲されていて、しかも、随所にソロが組み込まれています。
今日は、最初、
キース・エマーソンのピアノコンチェルトを聴いていてイマイチ乗れず、
アルゲリッチの
ショパンのピアノ協奏曲第1番を聴き、コンチェルトはこれぐらい弾いてくれないとと思いつつも、第1番はのだめの朗朗さんの極端な演奏が刷り込まれているので普通の演奏が淡白に聞こえてしまって、のだめの最終楽章のあの部分を見て、という流れで、オケはやっぱりこれだなと、コンチェルトではないのですが、久々にこれを回しています。
いわゆるジャズのビッグバンドとは明らかに異なるシリアスな演奏もなかなかいいものではないかと・・・。