Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Camel / Moon Madness

 月といえば、こっちでしたね。1976年にリリースされたCamelのMoon Madness、邦題は「月夜の幻想曲」です。
 手元には2001年の紙ジャケと1976年の邦盤LPがあります。以前はオリジナルもありましたが手放しました。オリジナルLPは内ジャケの色が白で、紙ジャケも白ですが、邦盤LPは茶色です。

 このアルバムの特徴は、ピーター・バーデンスのキーボードが前面且つ全面に押し出された点でしょう。彼は、このアルバムでは、メロトロンをやめてストリングス系のシンセサイザーを多用しています。そのエッジの効いた音色が、甘ったるい丸みを帯びたギターの音色といい具合に混ざり合って、アルバム全体のトーンをピリッと締めているように思います。

 冒頭のアリスティラスへの誘いは2分弱の曲なのですが、ここで奏でられるシンセの音色を聞いただけで、なぁんだキャメルかぁくらいの耳で聴くと、ちょっと「おっ!」と身構えさせられます。

 そのくらいこのアルバム全体の締まり具合を端的に物語っています。

 ムーン・マッドネスの意味については、1976年のLPについている制作時のインタビュー「(アルバムタイトルは)狂気のことですよね?」に対して、アンディ・ラティマーが「そう」と答えているのみです。美しいジャケットアートと滑らかな演奏から「このアルバムを聴くと夢見心地」的な感想が一般的だと思いますが、本当はどういう意味を込めたアルバムだったんでしょうね。

 邦盤は、くり抜きになっているブックレットが凝っていて、お得感maxです!