Cafe Evil 9

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Mountain / Live - The Road Goes Ever On

 1972年にリリースされたマウンテンのライヴです。邦題は「暗黒への挑戦」。
 マウンテンが70年代に発表したアルバムはベスト盤を除くとレズリー・ウエスト名義の1stを加えて7枚しかないのですが、そのうち2枚がライヴ盤で、悪の華もB面はライヴ・・・という特異なバンドでした。
 そうした発表されたライヴの中で今でもかなりの頻度で聴いているのがこのアルバムです。
 収録曲は、1. Long Red、2. Waiting to Take You Away、3. Crossroader、4. Nantucket Sleighrideの4曲で、LP時代はA面3曲、B面1曲という構成でした。
 ロング・レッドは、1stからの曲ですが、このアルバムでは、ギターがグイグイ引っ張っていくかなりロックな演奏に変わっています。また、16分強に渡るナンタケット・スレイライドは、前奏曲タウンタを伴ったスタジオテイクからは大幅にアレンジが施された超大曲となっていて、しかも、異邦の香り(ライヴ・イン・ジャパン)での演奏のようなダレがない、ベストテイクです。レズリー・ウエストのソロはかなりゆったりとしたものですが、なかなかよく歌っています。

 マウンテンは、2008年に、ソニーから紙ジャケが発売されたので一揃い購入しました。1890円という価格設定で良心的でした。ところが、その後ブルースペックで2500円になりました・・・普通の盤でいいので1890円シリーズを続けて欲しいものです。それから他社のSHM-CDは2800円っていう価格設定も一般的なようで、足元を見るのは勘弁して欲しいなぁと・・・CD移行時期のLPの価格じゃあるまいし。中古になるまで買おうっていう気がおこらない価格設定ですよね。と思っていたら、この紙ジャケなんか6000円超えになってるみたい。

 マウンテンのアルバムは、フェリックス・パッパラルディ(b)の奥さんだったゲイル・コリンズが描く極彩色の油彩も特徴です。中でも、このジャケットは青が鮮やか!