冒頭のThe Sky Cried - When I Was a Boyがまさにその究極体です。ドラの音で始まり、憂鬱なファズ・ギターにオルガンが重なり、静かにボーカルパートが始まり、次第にテンションが上がり、ハイライトでは、雷鳴と豪雨の音、当時としてはかなり構築的なギターソロ、一瞬の女性コーラス、鐘の音などなど映画のように視覚的に曲が進みます。兎に角場面展開が目まぐるしく大胆な曲です。もう、ほぼほぼプログレです。そして、アルバム全体が、こうしたトーンで覆われています。
ジャケットの凝りようも音楽を盛り上げてくれますね。見入ってしまいます。本家アトコ盤、アトランティック盤、レパトワ盤などいろいろ買っては売りを繰り返してましたが、今手元にあるのは、1800円の補充表付きグラモフォン盤です。各種バージョン違いが多い中レパトワ盤のCDには、他のCDには入っていないYou Keep Me Hanging On の7インチバージョンなども入っていてお得でした!