Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Grant Green / Talkin' About

 秋の夜長はジャズが似合いますね。って朝ですが・・・。
 初めて聴いたオルガンのジャズがこれでした。JBLパラゴンのある某ジャズ喫茶でA面を聴いて、ジャケットを覚えて帰り、即買いでした。大音量のパラゴンで聞くと、オルガンの温もり具合などが、何だか見えるように聞こえるので吃驚でした。

  Grant Green(g) 、Elvin Jones(dr)、 Larry Young(organ)のトリオ。考えて見ると、オルガンもギターも電気楽器なんですよね。ジャズのLP売り場では、いずれも端の方。ジャズの楽器としては主流ではないのでしょうね。とはいえ、微かに歪んでいるものの極めてナチュラルなジャズ・オルガンのトーンと、丸みを帯びたギターのシングルトーン、これを支えるシンプルなトラム。このトリオのバランスは黄金比ではないかと思います。

 ベースやブラスによる雑味が入っていないので、一音一音が、純粋にそれぞれの楽器の最も美しいトーンで自然に録音されているのではないかと思います。

 ラリー・ヤングのオルガンは、リーダーアルバムのユニティーやイントゥ・サムシンよりも楽曲としてはこちらの方が好きです。