Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Esperanto / Danse Macabre

 多国籍プログレ・オーケストラ、エスペラントの2ndアルバムです。1974年リリース。Danse Macabre。邦題は「死の舞踏」です。

 「エスペラント (Esperanto) とは、ルドヴィコ・ザメンホフが考案した人工言語母語の異なる人々の間での意思伝達を目的とする、いわゆる国際補助語としては最も世界的に認知され、普及の成果を収めた言語となっている。(by wiki)」だそうです。どういうものであるかは別にして名前だけは聞いたことがありますよね。

 これをグループ名に冠したエスペラントは、ベルギー、イタリア、英国の3カ国のミュージシャンからなるグループです。オーストラリアとハワイの奏者もゲスト参加していますので、結構多国籍ですね。中心人物は、ベルギー・シンフォニー・オーケストラの主席奏者レイモンド・ヴィンセントだそうです。なので、一応、このブログでの分類はベルギーとしておきます。

 プロデューサーはピート・シンフィールド。この名前だけで、ちょっとプログレ界で格がアップって感じですが、このアルバムで繰り広げられる音世界は、シンフォニック・ロックの完全体とでもいうべきものです。弦楽器のソロパートを大事にした作曲がなされており、演奏、技巧とも非の打ち所なし。ユーロ各国のシンフォニック・ロックの良い部分だけを凝縮したようなアルバムです。

 ジャケットの絵がかなり残念ですが、音だけについていえば、シンフォファンに激しくおすすめです。ジャケ裏面の写真は、本当にこの明るさでよかったのですかね。キングレコードさん!