こうした、ごくごくマイナーなバンドがリリースした唯一のアルバムの中に、異常に出来がいいものが隠れていて、長年にわたってごくごくマニアな人たちに聴き継がれていることがある…というのがプログレという実にニッチな音楽分野の特徴かもしれません!
このガーデンシェッドというアルバムはその一つ。中でも、かなり出来が良い部類の実に緻密なアンサンブルのシンフォニックロックなんですよ~。もう、非の打ち所がないくらい。強いて言うならボーカルが緩いことぐらいかなぁというところです。新宿のお店の名前にもなっていましたしね。キーボードの使い方、特にメロトロンが特徴ですね。単に白玉和音を鳴らしている某大物バンドとは一線を画しています。
チッタのKiki Mimiは素晴らしいデザインのジャケットなのですが、CDで聴く限り、ボーカルの痛さが際立っていて、ちょっと聴くのがしんどい感じです。伝説だったバンドが30年ぶりに帳を破って登場するわけだから、もうちょっと頑張ってくれれば良かったのにねって感じかなぁ。お願いです伝説でいてくださいって感じでした。
そういえば、近年、イタロ系では、オザンナやイル・バレやロカンダ・デッレ・ファーテといったあたりまで来日していますが、そうしたバンドっていったいどうなってるんでしょうね~。興行側の仕掛けなんでしょうね、きっと。・・・って観にいきゃ分るんでしょうけど、ちょっと怖いなぁと・・・^_^;
。。。とはいえ、このアルバムの凄さは、一聴すれば納得だと思います。