Cafe Evil 9

ごくごく普通の何の変哲もない平凡でどこにでもあるようなブログです♪

Curved Air / Air Conditioning

 カーヴド・エアは1970年から1976年まで活動していたイギリスのバンドで、その後1980年代と1990年代に散発的に復活した後、2008年に再結成し今でも活動をしているようです。我が家には、1980年代以降の音源はないので、とりあえず、1970年に録音されたデビュー作、エアコンディショニングです。

 このピクチャーディスクは、限定10000枚のプレスの初盤だです。その後は、普通のシングルジャケに入れた普通のレコードになりましたが、1979年にワーナー・ブラザースからピクチャーレコードがリイシューされ、また、RSDでもリイシューされています。

 このアルバムを聴く契機となったのは、80年ごろに出たSky2でした。Skyには、このカーヴド・エアのオリジナル・メンバーであったフランシス・モンクマンが参加していまして、このアルバムにオリジナルが収録されているヴィヴァルディを演奏していました。skyのヴィヴァルディは主旋律をハープシコードで演奏しています。かなりパーカッシヴでキレのいい演奏でした。そんな繋がりで、後追いで辿り着いたのがこのアルバムでした。

 当時は、メジャーどころのプログレしか聴いたことがなかったので、女性ボーカルで、古典音楽と融合したインストルメンタルパートがしっかりしていて、しかもハードな音に仰天でした。1970年に既にこんな連中がいたなんてプログレの世界は何て深いんだ・・・とちょっと考えさせられたものでした。数十年を経て聴き返してみても、特に、急速長のロックからいきなり牧歌的に展開する今日突然にの美しさは素晴らしいですね~。

 ヴィヴァルディはバイオリンのインストルメンタル曲です。ライヴでは、ちょっっとだけボーカルも入り、かなり長尺の破壊的なヴァイオリンのソロが演奏されますので、この曲自体はライヴの方が面白いと思います。