はてなブログ1投目はZeppelinです!
1968年、Jimmy Page(g),Robert Plant(vo),John Bonham(dr),John Pall Jones(b)によって結成されたバンドは、当初、ニュー・ヤードバーズと名乗っていましたが、1968年10月にリバプールで行った公演を最後にLed Zeppelinと改名しました。発案者は一説によればフーのキース・ムーンだそうです。そして、この年、アトランティック・レコードと契約、12月に1stアルバムを発表しました。古いブルースの影響が濃く、アドリブの比重が高いところが特徴でした。重く畳み込むドラムスや絶叫型のボーカルスタイルは、後のハードロックに相当の影響を与えました。
ジミー・ペイジは、同じくヤード・バーズに在籍していたジェフ・ベックや、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアらと並び、当時、ギター・キッズの象徴的存在でした。グッドタイムズ・バッドタイムズに見られるペンタトニック・スケールを駆け下りるだけの単純明快なソロパートを含め、彼の弾いたフレーズは、どれも、今やほぼほぼ教科書です。アメリカの某映画では、楽器屋に「天国への階段禁止」という貼り紙があり、これがギャグとして通用するほどです。
この1stアルバムから翌1969年に発表された2ndまでは典型的なブルース系のハードロック・スタイル。1970年の3rdではトラッドが全面に押し出され、以降5thの聖なる館、House of hollyまで、ハードロックとアコースティックが同居したスタイルが続きます。2ndには「胸いっぱいの愛を」、3rdには「移民の歌」、「貴方を愛しつづけて」、4thには、「ブラックドッグ」、「ロックンロール」、「天国への階段」、5thには「永遠の歌」と彼らの評価を決定付ける重要な楽曲が並びます。
写真は、5枚目のアルバムです。レインソングではジョンポールジョーンズのメロトロン等が前面に打ち出され、また、ノー・クォーターではヴォーカルマイクをイコラーザーに通したりと実験的試みがみられる上、能天気なレゲェまで登場します。なんでもありな状況ですが、こうした異種雑多な音楽を一つの色彩に見せてくれるところがこうした強力なバンドの特徴なんでしょうね。
1975年、独自のレーベル、スワンソングを設立し、2枚組みアルバムフィジカル・グラフィティを制作。よりストレートでよりヘビーなハードロック・スタイルを確立。ディレイを抑制しより深いディストーションで厚みを増したギター、そして、そのリフが新たなハードロックの起点を象徴しているかのようでした。また、「イン・ザ・ライト」や「カシミール」では民族音楽にまで至る幅広いバックグラウンドを見せ付けてくれました。1976年4月に発表したプレゼンスでは、ドラマチックな「アキレス最後の戦い」、渋さの極み「一人でお茶を」に挟まれたシンプルかつヘビーなリフによる音の塊の存在感は驚異的でした。
その後、1976年10月にライヴ・アルバム「永遠の歌」を発表、この映画は名画座で見ましたし、超お高かったVHSビデオテープ(記憶では15800円)も買いましたし、その後、レーザーディスクもDVDも購入。DVDは何と980円でした。
そして、1979年8月にイン・スルー・ジ・アウト・ドアを発表。ブルースからカントリーまでという雑多な仕上がりながら、リアルタイムで出たアルバムなのでなかなかの思い入れでした。当時はホット・ドッグがお気に入りでギターでコピーしたりしてました。ごくごく最近大人買いで6枚のジャケットを全部集めて並べてみたりもしました。
1979年9月25日、ジョンボーナムが急死、翌年12月に解散、解散後の1982年11月「最終楽章」が発売されました。この時もらった4人が並んで立っているポスターを部屋の壁に貼ってウェアリング・アンド・ティアリングをギターでコピーして弾いていたのが懐かしいなぁと・・・。
ということで、久々に、Zeppelinnを聴きながら、懐かしさのあまり10枚の思い出などなどを総括してしまいましたが、聖なる館はHionogsisによるジャケットアートが素晴らしすぎなので、この似非音楽ブログに飾る写真としては最適かなぁと。