PFMです。はじめてこのバンドの名前を聞いたとき、プレミアータさんとフォルネリアさんとマルコーニさんのバンドだと思いました。ELPか☆\(-.-メ)
後になって、実は、受賞歴のあるベーカリー・マルコーニさんだって解りました。確かに、ELOは人名じゃないしね~。
このライヴアルバムの前年1973年にはPFMの世界デビュー盤「幻の映像」がリリースされていました。このアルバムはイタリアン・プログレを世界的に知らしめた記念すべきアルバムでもありました。「友よ」の全5曲と「幻想物語」から1曲をピート・シンフィールドの英詩で1973年にロンドンでリメイクし、さらにオリジナルを1曲加えたもので、発売元はELPの設立したマンチコア・レーベルでした。
このアルバムを経て、ニューヨークで行われたライヴを収録したのがこのアルバムです。イエス、フロイド、クリムゾンくらいしか知らなかった皆さんは、このアルバムを聴くと、世の中にはこんな凄い連中がいたのか、人生の何十年も無駄に過ごしてしまったと、ちょっとした後悔とそれを踏まえた覚醒の時間が味わえるのではないかと思います。
どのくらい凄いかというと、そうですね、これまで、このブログに載せたどのアルバムよりも楽曲が練られていて、技巧に優れ、熱い演奏なのではないかと思います!
1974年8月22日のトロント大学と8月31日のニューヨーク(Schaefer Music Festival)でのライヴ録音からのセレクトでした。
ところが、2010年。何と、ニューヨークのセントラルパーク音源の完全版が収録された三枚組みBOXが発売されました。こちらは本当に激おススメです!ちなみに3枚中、1枚は従来のcookのリマスター。2枚目と3枚目が、セントラルパーク音源のMC付きフルバージョンです。各ディスクの収録曲と時間は次の通り。
Disc1:1. Four Holes In The Ground(7:50) 2. Dove....Quando....(4:21) 3. Just Look Away(8:46) 4. Celebration including When The World Became The World(8:36) 5. Mr. Nine Till Five(4:32) 6. Alta Loma Five 'Till Nine including P.F.M's arrangement of Rossini's William Tell Overture(15:51)
Disc2: 1. River Of Life(6:04)、2. Four Holes in the Ground(7:26)、3. Is My Face On Straight?(17:32)、4. Dove....Quando....(4:36)、5. Guitar Solo(3:34)、6. Just Look Away(5:00)
Disc3: 1. Mr. Nine 'till Five(5:23)、2. Alta Loma Nine Till Five(19:54)、3. Celebration/Drum Solo/The Wold Became The World(17:39)
Disc2冒頭のリバー・オブ・ライフはMCの後、アコースティックな導入部なしで、いきなりへヴィーなインスト・パートから始まります。このテクニカルなパートを冒頭にもってくるあたり、NYに一発かましたろ的なメンバーのどや顔が想像できて面白いです。そして、やはりライヴ盤はこういうライヴなノリがそのまま録られている方が聴いて楽しいなぁとつくづく思うのでした。17分超え2曲、19分超え1曲と本当は、こんなに濃い演奏だったんですね、ということにもあらためて感心。