Cafe Evil 9

Welcome back my friends to The Show that Never Ends !!! ぷろぐれの拡散を謀っている怪しいブログですが、日々の出来事などを小出しにしつつ、ふつうのブログ化を推進中♪

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Univers Zero / 1313

 ユニベル・ゼロのファースト・アルバム「1313」です。

 ユニヴェル・ゼロは、ベルギーのグループで、所謂、チェンバー・ロックの旗手的存在です。チェンバー・ロックとは、古典楽器を用いて室内楽的なアンサンブルを聴かせるいわゆるプログレッシヴ・ロックの一形態です。室内楽といってもバッハやヘンデルを想像すると大間違いです。ユニベル・ゼロの音は、現代音楽的な手法で中世暗黒時代を体現させる狂気の音です。

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 他に存在しないだろうと思えるくらい気味の悪い音の羅列を体感すると、体が弱っていると逝っちゃうかもしれませんね。メンバーはきっと、変な音の飛び方を楽しんでますね。中心人物ダニエル・ドゥニが影響を受けた音楽は、某誌によれば、中世宗教音楽、トラッド、バルトーク、ストラビンスキー、ヘンドリックス、ビーフハートソフト・マシーンとのこと。

 

 ユニベル・ゼロの歴史は、1973年、ダニエル・ドゥニ(dr)とクロード・デロン(tp)が結成したNECRONOMICONを母体として、ロジェ・トリゴー(g)、パトリック・アナピエ(vln,vla)のほか、b、sax、keyを加え、翌1974年、ユニヴェル・ゼロと改名したところから始まります。

 

 1977年、本作「1313」をレコーディング、1978年、ユニヴェル・ゼロは、ヨーロッパの少数のアーチストによりロック・ミュージックへの新たなアプローチを模索するムーブメント、R.I.O.(ROCK IN OPPOSITION-反対派ロック)に参加しました。R.I.O.は純粋に音楽を追求するための商業主義ロックからの独立思想運動なんだそうです。Art Bears, Stormy Six, Samla Mammas Manna等硬派なバンド群から成っていたようです。

 ユニヴェル・ゼロはロンドン、ワンズワース・ロードにヘンリー・カウのクリス・カトラー(dr)が設立したレコメンデッド・レコーズから紹介されました。同レーベルはR.I.O.の独立系アーチストを世界に紹介する目的で設立されたレーベルです。国内では「レコメン系」と略され、前記R.I.O.とともに彼ら一群を指し示す際のキー・ワードとなっています。

 

 1313の世界は、フリーフォームではなく緻密なアンサンブルにより構築された現代音楽の世界です。きっと、彼らの3rdアルバムくらいから遡って聴いてみれば、初めてこの1313もロックなんだと評価できるのではないかと思えるほどに、病的で且つクラシカルな演奏です。しかも、極めて無機的です。

 

 暗黒世界の帳の中で演奏される音楽。特にバス-ンの暗鬱な響きがユニベル・ゼロの音の神秘性を決定付けているように思われます。ある意味ロックの懐の広さを体感できる貴重な一枚です。